日本全国350万社の中小企業に必要な ”デジタルを活用するスキル” を定義しました。
業種や規模の大小問わず、すべての中小企業が経営のデジタル化に真正面から向き合う時代になりました。経営者層がその必要性に気づき、自社ならではのデジタル活用の方針を描くことが一歩目となりますが、同時に、社内でその方針を具現化する推進力も必要とされています。
デジタル化を推進する人材に求められる能力としては、ITコーディネータが修得する「IT経営推進プロセスガイドライン」におけるプロセスの理解や、情報処理推進機構が策定した「デジタルスキル標準」や「ITスキル標準」においてスキルが定義されています。いずれも中小企業にも参考になるものですが、経営資源の限られた中小企業の現場で実践しやすいように、範囲を絞り、より具体的なスキルの定義が求められています。
そこで私たちITコーディネータは、中小企業の経営者層が描いたデジタル活用の方針に基づいて、必要な情報を収集し、関係者に働きかけ、自ら手を動かし、デジタル活用の実効を得るために現場に浸透させることのできる、中小企業の社内でデジタル活用を推進する人材に必要なスキルを体系的に定義し(デジ活スキル)、中小企業が手当てすべき人材像(デジ活人材)を明らかにしました。
2023年5月 ITコーディネータ有志
2022年度 ITCAテーマ研究活動【S22001】
中小企業 デジ活スキルは、商用フリーのオープンソースとして公開しています。著作権表示だけしていただければ制約なく二次利用いただけます。中小企業内での人材教育、中小企業向けの人材育成研修などに自由にご活用ください。